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ライフ・パートナーズ vol.62
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吹き抜けのメリット・デメリットについて徹底解説!
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こんにちは!名稲建設株式会社です!
吹き抜けのある家は開放感があり、憧れている人も多いのではないでしょうか。
オシャレな吹き抜けは人気の間取りで、いろいろなメリットがあります。
その反面、デメリットもあり、きちんと対策をしないと「こんなはずではなかった」と後悔することにも…。
ここでは、吹き抜けのメリットとデメリットにスポットを当て、失敗しないためのポイントを解説します!
注文住宅に吹き抜けを取り入れたいとお考えの方のご参考になれば幸いです。吹き抜けのメリット
主に一戸建ての玄関や階段、リビングなどに設けられることが多い吹き抜け。
その人気の理由はなんでしょうか?
吹き抜けのメリットについて、以下にピックアップしました!開放感バツグンでオシャレ
最上階の天井が見える吹き抜けは、空間が縦に広がり、とっても開放的!
広々と感じることができるため、狭い敷地に家を建てたい場合は特にオススメです。
また、吹き抜けがあるだけで素敵な間取りに見せてくれるメリットもあります。
吹き抜けの照明にこだわれば、グッとオシャレな空間に。
デザイン性の高さを感じさせるペンダントライトや、大人な雰囲気たっぷりのダウンライトなど、照明によってさまざまな雰囲気を演出できます。家の中が明るくなる
吹き抜けがあると、高い位置にある窓から太陽の光を取り込むことができるため、家の中が明るくなります。
特に、隣の家と間隔が近い場合は、どうしても日の光が遮られやすくなり、家の中が暗くなってしまうこともしばしば…。
しかし吹き抜けにして2階部分に窓をつけることで、1階まで採光が取れるようになります。
自然光が入りやすくなることで、日中に照明をつけることが減るため、電気代の節約にもなります。風通しがいい
暖かい空気は、下から上のほうに上がっていく性質があるため、縦に空間の広い吹き抜けがあることで、空気の循環が良くなります。
1階と2階に窓を設置すれば、下の窓から上の窓へと空気が流れ、うまく空気を循環させることができるのです。
風通しも良く、いつも家の中に新鮮な空気を入れることができるので、清々しさを感じながら生活することができますね。
また、天井に空気を攪拌するためのシーリングファンを設置することにより、部屋の空気を循環させることができるので、快適に過ごす家づくりが期待できます。家族とコミュニケーションが取りやすく
吹き抜けによって1階と2階が繋がり、家族同士のコミュニケーションが取りやすい環境になります。
例えば、ご飯の用意ができたことを2階にいる子供に伝える場合など、階段を上がって声をかけに行く必要はなく、1階から呼びかけることができます。
また、上下階の家族の気配を感じることができるので、家族同士のコミュニケーションを大事にしたい方や、幼い子どもの姿を視界に入れやすくしたい親世代には理想的な間取りと言えるでしょう。吹き抜けのデメリット
吹き抜けはオシャレで開放感があり、メリットがたくさんありますが、デメリットもあります。
家づくりで失敗を避けるには、しっかりデメリットを踏まえて、間取りを検討することが大切です。
以下でデメリットを解説します!光熱費がかさむ
吹き抜けは空間が縦に広いため、どうしても熱効率が悪くなってしまいます。
春や秋などエアコン不要の季節は、窓の開け閉めだけで温度調節ができるので快適ですが、エアコンが必要な季節には快適な温度になるまでに時間がかかることも。
特に吹き抜けが大きければ大きいほど、冷暖房の負荷は高くなり、
しかし、現在は家の性能が高く断熱性と気密性に優れた家が多く、そのため、一度暖められたり、冷やされるとそれが長持ちする傾向にあります。2階のスペースが狭くなる
吹き抜けの分、2階部分の床面積が狭くなるため、確保しておきたい部屋数や収納スペースに影響が出ることがあります。
あらかじめ何部屋欲しいか、収納スペースはどのくらい欲しいかを考えておき、バランスのいい間取りを検討することが大切です。耐震性が下がる可能性がある
地震大国である日本において、耐震性の強度は大きなチェックポイントです。
吹き抜けは空間が大きい分、柱や壁が少なくなるため、耐震強度が下がる可能性があります。音やにおいが気になる場合も
吹き抜けは、家族の気配を感じられることがメリットのひとつですが、その分、音やにおいが家全体に伝わりやすいため、どこにいても生活音が聞こえてしまいます。
「勉強に集中したい」「テレビの音が聞こえると気になる」など、プライバシーを確保したい場合にはあまりおススメできません。メンテナンスが大変
吹き抜けの2階部分に設置された窓や、吹き抜け天井に配置した照明器具などは、掃除やメンテナンスが大変です。また、クロスの張り替え時にも同様のことが言えます。
足場を組むか、高所専用の掃除道具で掃除する、または専門の業者に頼む、などの対応策が必要であり、費用が余計にかかることがあります。吹き抜けにする際に一番大切なこと
吹き抜けには、メリットもあればデメリットもあります。
吹き抜けを作るデメリットを踏まえ、後悔しない家づくりをするために一番大切なことはなんでしょうか?
それは、「吹き抜けを取り入れる目的を明確にする」ことです。
あなたが吹き抜けを取り入れることで最も求めていることは何でしょうか?
何を重視するのか明確にし、優先順位をつけることで家づくりの方針が定まります。
方針が定まるとプランの取捨選択に迷いがなくなり、結果的にあなたの意向に沿った満足のできる家づくりが叶うのです。
以下で、吹き抜けを取り入れる際の対策ポイントをご紹介しますので、 の 要素と照らし合わせながら、メリット・デメリットの理想的なバランスを考えてみましょう。吹き抜けの対策ポイント
吹き抜けによるデメリットの具体的な対策方法を解説します。
ポイントごとに解説しますので、参考にしてください。暑さ、寒さ対策
まずは、夏の暑さ、冬の寒さへの対策として、以下3つのポイントがあります。断熱性、気密性を高くする
夏の暑さ、冬の寒さの対策として、断熱性、気密性の高い住宅を作ることが大事です。・屋根や壁にしっかりと断熱材を入れる
・ペアガラスの断熱サッシを使う
・むやみに大きな窓は付けない上記のような対策を行うことで外からの暑さ寒さの侵入を防ぎ、断熱性を確保できます。
空気の循環を良くする
窓を高い位置につけると、空気が循環する上、採光もとれます。
窓を電動式で開閉できるようにすると、より便利でしょう。
吹き抜けの上部にエアコンや、シーリングファンを設置すれば、天井の空気を上手に循環させることができます。エアコン選び
吹き抜けに設置するエアコン選びは、重要な要素のひとつです。
エアコンを選ぶポイントとして、対応する畳数が実際よりも上のエアコンを選ぶことが大切。
通常のエアコンの他に、床下エアコンや床暖房を導入する選択肢もあります。
足元から、効率的に部屋を暖めてくれるのでオススメです。音、プライバシー対策
プライバシーの確保は、個室を作ることで解決されます。
「家族とシェアする空間」と「プライベートの空間」が両立する家を目指しましょう。
「個室は作りたいけど、家族のつながりも重視したい」という場合は、 を作り、小さな窓を設けるのがオススメ。
窓を開ければ1階の家族と容易にコミュニケーションがとれます。耐震リスク対策
吹き抜けを作ることによる耐震強度の低下は、建築方法や技術によって回避することができます。
柱や梁を見せる設計にするなど、いろいろな方法がありますが、何よりも信頼できるハウスメーカーを選ぶことが大切。
しっかりと相談に乗ってもらいましょう。狭さ対策
「吹き抜けにしたいけど狭くなるのもイヤ!」という方はスキップフロアにすることをオススメします。
スキップフロアとは、1つの階層に複数の高さのフロアが設けられた間取りのこと。
1階と2階をつなぐ階段をそのまま吹き抜けにし、リビング階段とスキップフロアを組み込めば、有効的に使える空間が広がるうえ、縦空間のつながりにより開放感がかなえられます。まとめ
吹き抜けのある家は、明るく開放的で、風通しが良いというメリットがありますが、その反面デメリットもあります。
ご自身の目的に沿って家づくりをすることが大切です。いろいろと迷うことも多い家づくり。
その不安を解消できるよう、丁寧にカウンセリングを行い、満足のできる家づくりができるよう全力でサポートさせていただきます。
吹き抜けのある注文住宅をご検討されているお客様は、ぜひお問い合わせください。 -
寝室のクロスは何色にする? みんなのクロス選びから参考にしてみよう◎
- 投稿日
こんにちは!名稲建設株式会社です。
1日の中でも過ごす時間が長い場所といえば……寝室です。1日8時間寝るとしたら、1日のなんと1/3を寝室で過ごしているということに。
だからこそ、心地よく眠れる寝室を家づくりでもこだわってみてはいかがでしょうか?今日はくつろいで過ごしたい寝室のクロス選びのアイデアをお客様邸からご紹介いたします。
▶︎落ち着きを演出するグレーのクロス
1日の疲れを癒す睡眠時間。ぐっすりと眠るには、やっぱり寝室も落ち着いた雰囲気にしておくことが大切です。
寝室に使うクロスは、ビビッドなビタミンカラーなどにするよりも、グレーやネイビーなどの色がおすすめ。こちらのお客様邸でも、グレーのクロスを採用されています。朝目覚めた時に、明るい気持ちで目覚めたい!という方は、クロスを白にするのも良いでしょう。
床の色に合わせて、ベッドのヘッドボード側だけアクセントにグレージュカラーを取り入れれば、明るさもキープしつつ落ち着いた雰囲気に。また、寝室にプロジェクターなどを投影したい場合には、黒っぽい壁よりも映像がきれいに映る白がおすすめ。最近人気のプロジェクター一体型の照明などを検討されている場合には、クロスの色選びの際にも、気をつけましょう。
こちらのお客様邸では、ライトを消すと、時計が投影されるようになっていてとってもおしゃれです!今回は、ちょっぴり落ち着きある雰囲気のクロスの事例をご紹介しましたが、寝室は来客に見られない場所だからこそ「遊び心を取り入れたい!」と考えるのももちろんOK♪
世界に一つだけの注文住宅を作るからこそ、マイホームのクロス選びも楽しんでみてくださいね◎ -
人気の収納スタイル!「ウォークインタイプのシューズクローク」の魅力とは?
- 投稿日
こんにちは!名稲建設株式会社です。
家の中で散らかりやすい場所といえば、玄関です。家族の人数が増えれば増えるほど、靴の数もたくさんに!靴だけでなく、傘やベビーカー、アウトドアグッズなどなど、意外と玄関に置くものは多いもの。
とは言え、すっきり綺麗な玄関を保つのは習慣が大切。「ただいま!」と帰宅して靴を脱ぎっぱなしにしている子供に「片づけなさい!」と怒るのも、結構ストレスですよね。
そこで今日は、努力しなくてもきれいな玄関がキープできる人気の玄関収納スタイルをご紹介いたします◎▶︎玄関収納はウォークインタイプがおすすめ!
例えば、あるお客様邸の玄関収納は、玄関を開けて右手側に大きな土間収納が。
家族が多いこちらのお客様。その分シューズクロークも大容量にしています。天井いっぱいのオープン収納棚を作ることで、靴以外にもお子様の部活道具やアウトドア用品がたっぷりしまえます。
また、土間空間も自転車が入れられるよう大きさをしっかりと計算しています。明るいイエローのクロスがおしゃれなこちらのお家は、玄関の土間空間をL字型に。広さを感じられる玄関になっています。一見シンプルな玄関のように見えますが、土間空間から白いドアを開けると……。
家族用のシューズクロークに土間がつながっています。
ウォークスルータイプの玄関収納は、来客に脱ぎっぱなしの靴を見せたくない!という方にピッタリ。
いつでもきれいな玄関で、お客さまをお出迎えできます。少しでも片付け楽で暮らしやすいマイホームにしたいとお思いの方は、気軽にご相談くださいね!
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ライフ・パートナーズ vol.61
- 投稿日
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間取りの新定番!ファミリークローゼットとは?
- 投稿日
こんにちは!名稲建設株式会社です!
家事に子育て、仕事、毎日大忙しの共働き世代。
「気づけば家の中がぐちゃぐちゃ…」「片付ける時間も余裕もない!」という方も多いのではないでしょうか。
注文住宅を建てるなら、オシャレで住み心地の良い家にしたいもの。
少しの時間や労力できれいに片付けられる、動線の良い家を作りたいですよね。
そんな共働き世帯に特に注目されている「ファミリークローゼット」は、家事や生活動線をコンパクトにしてくれる収納として人気を集めています。
暮らしやすい注文住宅を建てたい方に、ファミリークローゼットを取り入れたオススメの間取りや失敗しないためのポイントまで解説します!ファミリークローゼットとは?
時短や動線の簡素化に威力を発揮するファミリークローゼット。
ここでは、「ファミリークローゼットってどんなもの?」「どんなメリットがあるの?」といった疑問にお答えします!ファミリークローゼットについて
ファミリークローゼットとは、その名の通り「家族全員で使うクローゼット」のこと。
クローゼットといえば各々の部屋に設けるのが一般的ですよね。
ファミリークローゼットは、1ヵ所の収納スペースに家族全員の衣類などをまとめて収納できるような、大きなサイズの収納です。
収納だけでなく、ファミリークローゼットの中に着替えスペースを作ったり、アイロン台を設置したりと、収納の役割を超えて幅広く活用することもできます。ファミリークローゼットのメリット
ファミリークローゼットは収納場所を1ヵ所にまとめられるので、生活動線や家事動線をコンパクトにすることができます。
動線を効率的にすることで、家事の負担を軽減できたり、効率的に日常生活を送れたりと、無駄な動きの少ない理想的な間取りにすることができるのです。
また、部屋が散らかりにくくなることもメリット。
動線がコンパクトになるため、畳んだ後の洗濯ものや帰宅後のカバンなどの「とりあえず置き」を避けることができます。
いつも整理整頓されたきれいな部屋をキープすることができるのですから、大助かりですね!ファミリークローゼットのタイプ
ファミリークローゼットの動線タイプは、「ウォークインタイプ」と「ウォークスルータイプ」があります。
「ウォークイン」と「ウォークスルー」の明確な違いは、収納の中を通り抜けられるか、通り抜けられないか、ウォークインは収納の中を歩き回れて、ウォークスルーは入口を2ヵ所以上設け、部屋から部屋へ移動が出来ます。・ウォークインタイプ
出入口が1ヵ所の物置タイプ。
ウォークスルータイプよりも収納力があります。・ウォークスルータイプ
出入口が2ヵ所以上あり、クローゼットを通り抜けることができるタイプ。
行き止まりがないため回遊性があり、ストレスのない家事動線・生活動線を作ることができます。
しかし、クローゼット全体の広さが同じの場合、人が通るためのスペースが必要になるため、ウォークインタイプより収納力が少し落ちます。
どちらのタイプにするかは、間取りや用途に応じて、使いやすいタイプを選びましょう。ファミリークローゼットを取り入れたオススメの間取り
ファミリークローゼットは、どこに配置すると便利でしょうか?
ここではオススメの間取りをご紹介します!ランドリールームの近く
ランドリールームの近くにファミリークローゼットを配置すると、洗濯から収納までの流れがスムーズになります。
洗濯物を屋外に干したい場合、ファミリークローゼットをウォークスルータイプにして、屋外の洗濯物干し場と繋げるのがオススメ。
「洗濯する」「干す」「畳む」「収納する」の一連の流れを一気に行うことができ、洗濯の動線が短縮されます。
畳んだ後の洗濯物を各部屋に運ばなくてよいので、とっても便利ですね!
ファミリークローゼットに、帽子やバッグ、タオルなども収納し、お着替えルーム兼用にするのも◎。
整理整頓もしやすくなるうえ、朝の支度やお風呂の時など、着替えを自分の部屋に取りに行く手間がなくなり、とっても便利です。玄関の近く
玄関に繋がる形でファミリークローゼットを設けると、外出時や帰宅時に便利です。
帰宅時は、「靴を収納」「上着、帽子、マフラーをかける」「カバンを置く」という流れを最短で完了させることができます。
「自分の部屋に行く前に一旦カバンをリビングに置いておこう」というような「とりあえず置き」を回避でき、リビングが散らかりにくくなります。
ファミリークローゼットに普段着や制服も収納しておけば、更に便利!
外出時は、自分の部屋に戻ることなく1ヵ所で支度を終えることができます。リビングの近く
家族が長時間くつろぐ場所であるリビング。のんびり過ごしたいからこそ各々持ち込みたいものもありますよね。
リビングの横にファミリークローゼットを設置すれば、わざわざ自分の部屋に物を取りに行く必要がなくなるので、使い勝手がアップします。
片付けやすくなるので、「リビングに物を置きっぱなし」という事態を避けることができ、リビングをきれいにキープすることにもつながるでしょう。
また、リビングの利便性がアップすることにより、家族がリビングにいる時間も増え、コミュニケーションを取る時間が増えることも期待できます。失敗しない!ファミリークローゼットのポイント
収納力があり、便利なファミリークローゼット。しかし、「作って後悔した」という方も少なからずいるようです。
失敗の原因や、失敗を避けるためのポイントも合わせて解説します。ありがちな失敗と原因
ファミリークローゼットでよくある失敗は、以下のようなものです。・使うのに不便な場所に作ってしまった
・大容量すぎて整理整頓できず、物の場所が分からなくなった
・ファミリークローゼットが狭すぎた
・ファミリークローゼットが大きすぎて、生活スペースが狭くなってしまったファミリークローゼットを導入するには、次のポイントを抑えることが大切です。
失敗を回避するためのポイント
ファミリークローゼットを作るときは、「何を収納するか」「どんな使い方をするか」を具体的にシミュレーションすることが大切。
使い方や収納物によって、ファミリークローゼットの最適な間取りや広さが決まるからです。
さらに、収納物のジャンルは絞るのがマスト。
あれもこれもと収納ジャンルを広げすぎると、「どこに何があるのか分からない」「欲しいものがすぐに取り出せない」ということになりがちです。
使いやすいファミリークローゼットにするために、具体的に使い方や収納するものを絞り込みながら検討しましょう。
検討する際は、現在の家族の様子だけでなく、「将来は家族が増えるかも?」「子どもが大きくなったら、自分の荷物は自分で管理したいかな?」など、将来の姿もイメージすると更に良いですね。まとめ
いかがでしたか?
家事の負担減や日常生活の時短に繋がるファミリークローゼット。
上手に設置するには、具体的に使い方や収納するものをイメージすることが大切です。
イメージが固まったら、ハウスメーカーにしっかり伝えることをオススメします。
予算含め、バランスの良いベストな間取りを提案してくれることでしょう。 -
【保存版】注文住宅 ご相談から引き渡しまでの流れをご紹介
- 投稿日
注文住宅を建てるまでは、どのような流れになるのでしょうか。
「注文住宅はどのような流れで建てるのか」
「どれだけの期間がかかるのか」
「ハウスメーカーや工務店はどう選ぶのか」
「建築代金の支払いの仕組みはどうなっているのか」今回は、このような悩みを解決できるような内容を紹介していきます。
この記事を読むことで、以下の内容が理解できます。
・注文住宅のご相談から引き渡しまでの期間及び流れ
・ハウスメーカーや工務店の選び方
・建築代金の支払い方法注文住宅のご相談から引き渡しまでの期間及び流れ
・ご相談~設計プランの提案~ご契約:2ヶ月~3ヶ月(土地が購入がない場合、1ヶ月程度で土地が決った場合)
・ご契約~インテリア打ち合わせ~着工:2ヶ月~3ヶ月
・着工~引き渡し:建物の規模・建築条件にもよりますが4ヶ月~5カ月注文住宅の相談から引き渡しまでにかかる期間は、約1年が一般的ですが、設計プランやインテリアプランにこだわりたいという方は、その分打ち合わせ回数が増え、打ち合わせから着工迄の期間が伸び、トータルの期間が伸びることになります。また、延床面積が標準よりも大きい注文住宅の場合、着工から引き渡し迄の期間が伸び、同じようにトータルの期間が伸びます。
引き渡し・入居のご希望の時期がある方は、早めに相談されることをおすすめします。ご相談
・資金計画やプランニング
・ご入居までのスケジュールご相談の段階では、資金計画やプランニング、全体のスケジュールについて、打ち合わせします。プラス重要なのが、「どこに建てるか」という点、希望の土地を見つけるまでに6ヶ月以上、ときには数年かける人もいます。
注文住宅には、住宅を建てる本体工事費用だけでなく、給排水設備などの付帯工事費用、その他の諸経費がかかります。
工事分類
内容
総予算に対する割合
本体工事費用
基礎・構造・設備工事
75~80%
付帯工事費用
ガス・給排水・外構工事
15~20%
諸経費
申請費用・税金
5~10%
参考:注文住宅の費用や相場 大工が教える失敗しない家づくり(https://ie-daiku.org/souhiyou.html)
それぞれの内訳は上記のようになっているので、計画している総予算をこの割合で振り分けて、計画そのものに妥当性があるかどうかを計算してみてください。
例えば、岐阜県の注文住宅の相場は約3,228万円(建物のみ)です。
・本体工事費用(総予算の80%の場合):約2,582万円
・付帯工事費用(総予算の15%の場合):約484万円
・諸経費(総予算の5%の場合):約161万円それぞれの費用に振り分けてみると上記のようになります。
費用の目安として参考にしてみてください。参考:岐阜の注文住宅相場(https://www.housingexhall.com/knowledge/gihu-homeprices.html)
また、住宅ローンの借入額は各金融機関の住宅ローンシミュレーションツールで簡単に調べられるので、予算の参考にすることをおすすめします。
参考:住宅ローンシミュレーション(https://loan.mamoris.jp/)
土地探し
・土地を所有していない場合は土地探し土地探しは一般的に不動産会社へ相談し、希望の立地かつ予算に合う土地を探します。
通勤や通学にかかる時間、スーパーや病院などの周辺環境や日当りの良さ、災害危険区域に入っていないかなど、土地を決める上で検討すべきことはたくさんあります。
ハウスメーカーや工務店によっては土地探しも一緒にしてくれることがあるので、相談してみてください。参考:国土交通省 標準値・基準値検索システム(https://www.land.mlit.go.jp/landPrice/AriaServlet?MOD=2&TYP=0)
敷地(地盤)調査
・敷地状況の確認
・地盤調査
・法的規制の調査
・電気、ガス、水道施設敷地調査では、その土地にどのような注文住宅が建てられるかの現地調査を行います。
地盤調査結果によっては、地盤改良が必要になることがあります。・敷地やその周辺が埋め立て土地や盛り土で造成された土地
・過去に陥没があった土地、液状化や不同沈下の可能性がある土地など総合的な周辺情報により地盤の強化を要すると判断された場合は、地盤改良工事を実施します。
設計プランの提案・住宅ローン事前審査
・オリジナルプランのご提案
・仕様・設備・建築費などの打ち合わせ
・住宅ローン事前審査申し込み設計プランの提案では、ハウスメーカーや工務店のオリジナルプラン提案、仕様や設備・建築費を打ち合わせします。
設計プランでは、どのような注文住宅にしたいのか、しっかりとイメージを決めておくことが大切です。
「吹き抜けがほしい」「1階に和室を入れたい」など絶対に外せない条件は、優先順位をつけてメモしておきましょう。
また、家族の将来を見据えた間取りにすることも大切です。
老後生活でも使いやすい間取り、こどもが成長しても十分な収納など、一生モノの注文住宅だからこそ、生涯使える間取りを考えましょう。ご契約・住宅ローン本審査
・建築工事請負契約のご締結
・市や民間機関への建築確認申請
・注文住宅完成までのスケジュールのお渡し
・契約金、諸費用のご入金
・住宅ローン本審査申し込み設計プランが決まれば、工事請負契約をします。
また、このタイミングで住宅ローンの本審査申し込みをします。
工事請負契約を締結した後にプランを変更しようとすると、変更契約を結ばなければなりません。
変更契約には追加費用がかかる他、建築確認申請の後からでは変更できない項目もあるので、担当のハウスメーカーや工務店に確認しておきましょう。インテリアプランの打ち合わせ
・インテリアプランの打ち合わせ
・ご契約内容の確定インテリアプランを打ち合わせし、契約内容を確定させます。
設計プランで決めた間取りに加えて、家具の配置や窓の大きさなどの詳細を決めます。着工
・着工立ち会い
・着工金のご入金
・建物配置の確認立ち会い
・地鎮祭
・近隣挨拶
・打ち合わせで確定した内容で工事が始まります。着工前には、着工金の入金や地鎮祭、近隣挨拶を行いますが、「地鎮祭はしない」「近隣挨拶は現場監督に任せる」という方もいます。
着工したら工事の様子を見に行けるので、気になって毎日見に行くという方もいます。
ただし、様子を見に行くときは工事の邪魔にならないように注意してください。上棟
・上棟立ち合い
・上棟式
・中間金のご入金上棟とは、住宅の建築において、柱や梁など建物の基本構造が完成し、家の最上部で支える棟木(むなぎ)と呼ばれる木材を取り付けることを指します。
上棟式は、施主と工事を担当する大工さんや職人さん、工事関係者で行う式で、建物が無事に完成することを願うことを前提として、施主側と大工側の親睦を深めるためのきっかけとして行います。上棟式では塩やお神酒、米、おもてなしの料理や飲み物などを施主側が用意しますが、上棟式を行う行わないは、ハウスメーカーに一度確認をとってみましょう。竣工・検査
・竣工立ち会い
・引き渡しについて説明
・建物表示保存登記など各種書類手続き注文住宅が完成したら、完了検査の後に検査済証の発行を受けます。
また、竣工立ち会いの際には、完成した注文住宅に傷や汚れがないことを確認します。
竣工立ち会いで気になった部分で修正可能なところは、修正をお願いできるのでしっかりチェックしましょう。引き渡し
・最終金のご入金
・建物お引き渡し式
・各種設備取扱説明
・新居の鍵、保証書のお渡し最終金の入金、引き渡し式、各種設備取扱説明が終わったら、ついに引き渡しとなります。
ハウスメーカーや工務店の選び方
ここでは、自分にあったハウスメーカーや工務店の選び方について説明していきます。
品質の良さ
品質が良く、住みやすい注文住宅を建ててくれる建築会社を選びましょう。
建築事例を参考にしたり、モデルハウスを見学させてもらったりして確認するようにしましょう。提案力があるか
希望の条件を反映したプランを提案してくれる建築会社を選びましょう。
ただ希望の条件を汲み取ってくれるだけでなく、より使いやすいプランなどのさらなる提案をしてくれる建築会社は提案力があると言えます。予算内に収まるか
希望の条件を出して、できるだけ予算内に収めてくれる建築会社を選びましょう。
予算をオーバーしていたとしても、将来的に見ればコストをかけておいた方がメリットがある素材もあるので、予算オーバーしたからといって悪い建築会社だと決めつけないようにしましょう。担当者と合うか
担当者との相性も重要な要素です。
担当者の知識だけでなく、話が合うか、コミュニケーションが取りやすいかなど、スムーズに話が進まなければ理想の注文住宅が建てられません。注文住宅の支払い方法は?
ここでは、注文住宅の支払い方法について詳しく説明していきます。
3~4回に分割して支払う
一般的な注文住宅の場合、建築費用の支払いは3〜4回に分割して行います。
・工事請負契約時:建築費用の10%
・着工時(着工金):建築費用の30%
・上棟時(中間金):建築費用の30%
・引き渡し時:建築費用の残代金注文住宅を建てるときには、支払いのタイミングや計画についてしっかり説明してくれるハウスメーカーや工務店を選ぶようにしましょう。
住宅ローン審査の流れ
住宅ローンの審査は、「事前審査→本審査」という流れです。
計画段階で事前審査を受けておくことで、どのくらい借り入れできるかの目安が分かります。事前審査は、購入の申込をしていない検討中の土地で審査してもらうことも可能です。
事前審査が通り、建築工事請負契約を結んだ後に行うのが本審査です。事前審査とは異なり、より多くの情報をもとに審査が行われます。事前審査の内容に加えて物件の担保評価や物件瑕疵はないか、取引関係人に反社会的勢力はいないかなど、住宅ローン利用者から提出される各種書類をもとに審査が行われます。一般的に1週間から2週間程度審査に時間がかかります。つなぎ融資
つなぎ融資は住宅ローンを前借りする形で利用できるサービスで、住宅ローンの実行時期が引き渡し時の場合、それまでにかかる費用にあてることができます。つなぎ融資の期間は金利だけを支払い、注文住宅が完成すると同時に住宅ローンと一本化されます。
つなぎ融資は、住宅ローンと比べて金利が高く設定されているという特徴があります。
そのため、つなぎ融資は住宅ローンの融資実行時に一括返済しますが、つなぎ融資の完済までの期間は利息を支払う必要があり、期間が長ければ利息の負担が大きくなることを理解しておかなくてはなりません。なお、住宅ローンの実行時期が中間金支払い時という金融機関の場合には、つなぎ融資は不要になります。その他、土地の代金及び建物の代金をそれぞれ一つずつ住宅ローン契約することが出来る金融機関もあります。
※ハウスメーカーや金融機関によっては、つなぎ融資が利用できないことがあるので、事前に確認しておきましょう。
まとめ
今回は注文住宅のご相談から引き渡しまでの流れを紹介しました。
注文住宅の引き渡しまでをスムーズに進めるためにも、全体の流れをイメージしておくことが大切です。
今回紹介した流れや支払い方法を参考にして、納得のいく注文住宅を建てられれば幸いです。 -
ライフ・パートナーズ Vol.60
- 投稿日
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注文住宅 予算オーバーにならないために
- 投稿日
こんにちは!名稲建設株式会社です!
注文住宅を建てるときに陥りがちなのが、想定していた予算よりも費用がオーバーしてしまうことです。
高性能なキッチンなどの設備、おしゃれで高級な床材や建具、子どもたちが遊べる庭など希望の条件をどんどん入れていくと、予算オーバーになるのはよくあることです。
今回は、注文住宅で予算オーバーにならないために気を付けることについて解説していきます。「理想の注文住宅を建てたいけど、予算オーバーを防ぎたい」
という方は必見の内容になっているので、ぜひご一読ください。
注文住宅で予算オーバーになる原因とは
・設備や構造にこだわりが多すぎる
・補助金制度を利用していない
・諸費用・付帯工事を考慮していない注文住宅で予算オーバーになる原因には、上記3つが挙げられます。
設備や構造にこだわりが多すぎる
設備や構造にこだわりすぎると、予算オーバーになりがちです。
ウッドデッキ、特徴的な屋根や家の形、ダウンライト、高性能なキッチンなど注文住宅はこだわろうと思えばいくらでもこだわれます。
そこで、自分たちの要望をすべて通そうとすると、必然的に予算オーバーしてしまいます。補助金制度を利用していない
・こどもみらい住宅支援事業
・地域型グリーン化事業
・自治体からの補助金注文住宅を建てるときに利用できる補助金制度はいくつもあります。
例えば、「こどもみらい住宅支援事業」は、子育て支援を目的とした住宅補助金制度です。
子育て世帯や若者夫婦世帯を対象としており、省エネ性能の高い住宅を新築するか、省エネ性能の高い住宅にリフォームすることで、補助金を受給できます。「こどもみらい住宅支援事業」について、もっと詳しく知りたいという方はこちらをご覧ください!
「こどもみらい住宅支援事業」について解説します!–名稲建設株式会社(https://meito-fuso.com/column/kodomomirai/)
補助金を受給できれば、注文住宅のグレードをワンランクアップさせることも可能ですので、受給可能な補助金制度を調べて、検討してみることをおすすめします。
諸経費・付帯工事を考慮していない
工事分類
内容
総予算に対する割合
本体工事費用
基礎・構造・設備工事
75~80%
付帯工事費用
ガス・給排水・外構工事
15~20%
諸経費
申請費用・税金
5~7%
注文住宅の費用や相場 大工が教える失敗しない家づくり(https://ie-daiku.org/souhiyou.html)
注文住宅に限らず、住宅を購入する際には本体工事費用と別に、付帯工事費用、諸経費がかかります。
それぞれ費用の相場は上記のようになっています。
注文住宅を建てるために当てられる本体工事費用は、総予算の75~80%となっているので、予算全てを注文住宅に当てられると考えてはいけません。注文住宅の予算を削る方法6選
この項目では、注文住宅の予算を削る方法6選をご紹介します。
延床面積をできるだけ小さくする
注文住宅は一般的に「床面積×坪単価」で建築費用が計算されます。
坪単価とは家を建てるときの1坪(タタミ2枚分/およそ3.3㎡)あたりの建築費のことです。坪単価が50万円の住宅メーカーの場合、床面積40坪の注文住宅を建てるなら
40坪×50万円=2,000万円床面積を減らし35坪の注文住宅を建てるなら
35坪×50万円=1,750万円
になります。床面積を5坪(約16.5㎡)減らすだけで、250万円のコストダウンです。
自分たちの生活スタイルにあったちょうどいい広さなのか、もう1度検討することをおすすめします。間取りを見直す
・部屋・窓の数を減らす
・和室を作らない
・間仕切りを減らす
・バルコニーを必要以上に大きくしない
・部屋を本当に必要な広さにする
・収納スペースをまとめる間取りだけで、これだけの見直しポイントがあります。
こども部屋の間仕切り壁をなくしたり収納スペースをまとめたりと、必要のない余計な空間を作らない、まとめられるものはまとめることが予算オーバーを抑えるコツです。水回りの設備は1カ所・1つの階にまとめる
トイレ、キッチン、お風呂など水回りの設備は、1カ所、1つの階にまとめるようにしましょう。
1つの階にまとめることで配管が長くならず、前述した付帯工事費を抑えられます。
トイレを1階にも2階にも設置したい場合は、2階のトイレを1階の真上にすると、配管の長さを節約できます。建材や設備のグレードを落とす
注文住宅を建てるとき、最新式のキッチン、太陽光発電パネルや無垢材など、高機能高品質な設備や素材のカタログを見ているとワクワクしますよね。
ですが、注文住宅では、素材や設備のグレードを上げすぎてしまい予算オーバーになることが多いです。
システムキッチンでは、建築会社標準仕様のキッチンを選択すれば追加費用はかかりませんが、グレードを上げるとなるとオプションでの対応になることが多いので、高いもので200万円以上の追加費用がかかります。
キッチンのこだわりを捨てて、標準仕様のものにすれば、約200万円のコストダウンになることがわかります。
高級なシステムキッチンなど、グレードの高い設備が本当に必要なのかをよく考えると、予算オーバーを防ぐことに繋がります。予算オーバーしないで後悔のない注文住宅を建てるためには
・こだわりの優先順位をつける
・予算はオーバーするものと考えるこの項目では、予算オーバーしないで後悔のない注文住宅を建てるために必要な上記2つのポイントについて、解説していきます。
こだわりの優先順位をつける
注文住宅の予算オーバーを防ぐためには、よほどの予算がない限り、希望条件のどれかを削らなければなりません。
・全体から決め、細部は後回しにする
・設備の使用頻度は高いのか
・将来的に不便にならないか上記のようなルール決めをしておくことで、優先順位をつけやすくなります。
注文住宅の細部は後からでも変更できることが多いため、予算オーバーになったときにも調整が可能です。注文住宅のプランは全体から決めていきましょう。
また、希望の設備の使用頻度は高いのかをよく考え、その設備が本当に必要なのか十分に吟味する必要があります。
出産や老後のことを考えて、注文住宅を建てることも重要です。
3階建ての注文住宅や、勾配のきつい階段にしてしまったせいで老後に不便になってしまった、ということにはなりたくありませんよね。
注文住宅で予算オーバーしたときは、将来のことを考えたときに削れるポイントがないのかを考えてみてください。予算はオーバーするものと考える
そもそも、注文住宅の予算はオーバーするものと考えるようにしましょう。
理想の注文住宅を建てようと思うと、追加の設備や間取りによって費用はどんどんかさんでいきます。
そのため、2000万円の予算にするなら2200万円用意するなど、予算の+10%を用意しておくことで予算オーバーに余裕を持って対処できます。まとめ
今回は、注文住宅で予算オーバーにならないためのポイントを紹介してきました。
1生に1度の機会かもしれない注文住宅に、理想を詰め込みたいという気持ちはわかります。
優先順位のルール決めをしっかり行い、後悔のない注文住宅を建てられるようにしましょう。
名稲建設株式会社では、予算内で最善の提案ができるように努めています。一緒に理想のマイホームを検討しましょう。 -
土地探しで起こりやすい後悔や失敗した事例など土地探しのポイントをご紹介します!
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こんにちは!名稲建設株式会社です!
土地の購入は人生 の中でも大きな買い物であり、注文住宅等の購入と同時に検討することが多く、もちろん後悔・失敗などのリスクは負いたくないものです。
岐阜県岐阜市を例にとると、2022年2月現在購入可能な土地は約300件とかなりの数です。
これだけ多いと、土地探しに迷ってしまうのはしょうがないですよね「一生に一度あるかないかの土地探しで失敗したくない」
「土地探しで失敗しないためのコツを知りたい」今回は、この様な悩みをお持ちの方に向けて、土地探しの失敗事例を押さえ、後悔・失敗しないためのコツを解説します。
参考:SUUMO 東海版(https://suumo.jp/tochi/gifu/city/)
土地探しで後悔・失敗した事例をご紹介
慎重になるべき土地探しですが、購入した後に後悔している方は少なくありません。
ここでは、土地探しの後悔した事例・失敗した事例を紹介します。予算オーバー
土地探しでは、土地の価格だけに注目しがちですが、その他にも諸経費がかかります。
諸経費というと、不動産取得税や仲介手数料などの経費になるのですが、諸経費を予算に含めなかったことで、失敗する事例は数多くあります。・「不動産の価格(課税標準額)」×「税率(3%)」=「税額」
上記は、岐阜県の不動産取得税計算方法です。
例えば1,000万円の土地を購入した場合、30万円も不動産取得税がかかります。※ただし、宅地及び宅地比準土地(市街化区域農地や雑種地等)を取得した場合の不動産取得税の課税標準額については、次のような特別措置があります。
取得時期
課税標準額
~令和6年3月31日
固定資産課税台帳登録価格の2分の1
出典:不動産取得税しおり 岐阜県(https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/attachment/247728.pdf)
周辺環境の悪さ
周辺環境の悪さは、住み始めてからわかることが多い、土地探しで見落としがちな要素です。
「土地を購入して住んでみたら、日当たりが最悪だった。」
「周りに田んぼが多く、湿度が異常に高かった。」見つけた土地が希望の条件全てをクリアしていたとしても、一目ではわからないマイナスポイントがあるケースがあるので、注意してください。
利便性の悪さ
通勤通学、買い物の利便性などは、把握しているつもりでも、実際は許容できないレベルだったということがあります。
休日に土地探しをしていたため、休日の交通量で駅までの時間を計算していたら、朝と夕方のピーク時には、計算の倍以上の時間がかかったというケースです。
その他にも、土地を購入して何十年後に足腰が悪くなってしまい、駅に行くまでにある坂を登ることが億劫になり、駅までいけなくなったというケースもあります。ご近所トラブル
ご近所トラブルは、土地探しの段階ではなかなか気づけません。
住んでみてから初めて、異臭やペットの鳴き声が問題として出てきたり、家を建てているときに工事の音でトラブルになったりと、理由はさまざまです。法規制・土地が特殊
・用途地域の建ぺい率、容積率の制限で、建てたい大きさの家が建てられない
・旗竿地(細い路地の先にある土地)になっていて、建築コストがかかる法規制や土地の特殊な形状のせいで、上記のような失敗をすることがあります。
後悔しないためにも、「どんな用途地域なのか」「土地の形状によるデメリットはないか」に注意する必要があります。他の人に先を越された
希望の条件にあった土地を見つけ購入を検討していたが、悩んでいるうちに他の人に買われてしまったということがあります。
希望の条件にあった土地というのは、他の人の希望条件にも当てはまることが多いので、先に購入されてしまうというケースが多くあります。
再度、条件にあった土地を探そうとしてもなかなか見つからず、振り出しに戻ってしまいます。土地探しで後悔・失敗した人の共通点
前述した土地探しの失敗事例をふまえて、土地探しで後悔・失敗した人の共通点を紹介します。
建築費用などを含めトータル的な目線で土地探しをしていない
・家を建てるつもりなのに不動産会社だけに相談している
・土地代と建築費用だけを計算している土地探しで失敗する人は、土地と建築費用以外の予算や土地購入後の施工についてあまり考えていません。
建築を踏まえた土地選び、土地代や建築費用の他にも諸費用を入れた総予算を計算するようにしましょう。リサーチが足りていない
土地探しで失敗する人は、リサーチが足りておらず、周辺環境の悪さ、利便性の悪さに気づけていません。
購入予定の土地がどのような土地なのか、どんな条例や法律が適用されるのかを詳しく調べたり、近隣住民に挨拶するついでに話を聞いたりすることが重要です。一定の時刻・季節しか確認していない
土地探しで失敗する人は、購入予定の土地を一定の時刻・季節にしか確認していません。
少なくとも、朝昼晩の3つの時間帯それぞれの様子を確認するべきです。
そうすることで、「早朝から隣家の生活音がうるさい」「バイクの音が毎晩鳴り響いている」といった、住み始めてからでしか気付きづらいことにも先に気付けるかもしれません。土地探しで後悔・失敗しないためのポイント・コツとは
ここでは、土地探しで後悔・失敗しないためのポイントやコツを紹介します。
これから土地探しをする人、土地探しをしている最中の人は、ぜひ参考にしてください。ハウスメーカー・工務店にも同時進行で相談する
土地探しの際は、ハウスメーカー・工務店にも同時進行で相談することがコツです。
土地探しでは、希望条件の土地を見つけることに注力しがちですが、それでは建築の段階で予算面の失敗をしてしまいます。
土地購入から注文住宅までの総予算を計算しているつもりでも、注文住宅のプランを練っていると予算オーバーになることはよくあります。
予算オーバーを防ぐためにも、土地探しと同時進行でハウスメーカー・工務店に相談し注文住宅のプランを練りましょう。
「希望の土地を購入するために、注文住宅の設備を諦める」「希望の注文住宅を建てるために、土地の条件を下げる」といった選択ができるようになります。法律を満たしているかを確認
・用途地域
・接道義務
・容積率、建ぺい率、高さ制限
・防火地域、準防火地域 など希望の注文住宅を建てるために、土地が法律を満たしているか確認することも土地探しのコツです。
上記の項目によって、建物の形状、建材の費用が変わってくるので、予算オーバーを防ぐためにも必須の確認項目です。出典:国土交通省 建築関係法の概要(https://www.mlit.go.jp/common/000134703.pdf)
時間・時期を変えて下見に行く
・休日だけでなく、平日にも下見に行く
・晴れの日以外にも曇りの日など、さまざまな天候の状況を確認する
・特定の時間だけでなく、朝や夜などの時間帯の下見に行く上記を意識するだけで、購入予定の土地のいろいろな顔が見られます。
休日か平日か、昼か夜かによって、周囲の騒音問題が見えてくることもあります。優先順位を決める
1.土地の面積
2.会社までの距離
3.地盤の強さ
4.周辺環境土地に求める要素の優先順位は、必ず決めましょう。
上記のように優先順位を決めることで、土地探しで妥協できる点、これだけは外せない点が浮き彫りになり、土地探しがスムーズに進むことは間違いありません。過去どのように利用された土地か調べる
・元々が田んぼだった
・過去に地盤沈下、液状化現象があったこのような土地は、地盤沈下、地震で建物が倒壊する可能性があります。
ですが、しっかりと地盤改良をしている土地を購入すれば問題はありません。
過去の土地利用を調べて、不動産会社に地盤の状況を確認してみてください。予算に影響する?土地探しの注意点
土地によっては、普通以上に費用がかかる土地があります
ここでは、追加費用がかかる土地、かからない土地の違いを説明します。追加費用がかかる
・水道やガスなどのインフラが引き込まれていない
・道路と高低差がある
・元々が沼地だった
・古家が建っているこれらに当てはまる土地は、追加費用がかかります。
追加費用がかかりますが、デメリットを交渉要素にできる場合があるので、不動産会社に交渉してみることをおすすめします。追加費用がかからない
・水道やガスなどのインフラが整っている
・道路と高低差がない
・強固な地盤であるつまりは、「追加費用がかかる」の項目で紹介した要素と逆の土地であれば、基本的に追加費用はかかりません。
できるだけ追加費用のかからない土地を選ぶことで、スムーズに土地利用へ進めます。まとめ
今回は、土地探しの失敗事例を踏まえて、土地探しのポイント・コツを紹介しました。
住宅取得における土地購入は、自分が暮らしていく街・場所を決めるということです。長期的、あるいは一生住む場所になるので、後悔しないように過去の失敗事例を参考にしましょう。
土地探しからのご相談も承っています。気軽にお問い合わせください。 -
ライフ・パートナーズ Vol.59
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意外に多い「住宅ローンの失敗例」をご紹介!
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こんにちは!名稲建設株式会社です!
注文住宅などの住宅を購入するときには、住宅ローンを組むのが一般的ですが、「住宅ローンを組んで失敗するのが不安」
「住宅ローンの失敗したくない」という不安を持つ方は多いのではないでしょうか。
今回は、住宅ローンの失敗事例、住宅ローンで失敗しないための方法について紹介します。
この記事を読むことで、住宅ローンで失敗しないためのポイントがわかるので、絶対に失敗したくないという方はぜひ参考にしてください。住宅ローンの失敗事例を紹介
まずは、住宅ローンの失敗事例を紹介します。
よくある失敗をピックアップしたので、参考になる点が多いと思います。頭金が少なすぎた・多すぎた
住宅を購入するときには、自己資金から頭金を捻出するのが一般的です。
「頭金が少なすぎた」のケースは、希望の物件の価格が想定よりも高く、頭金をあまり出せなかったため、月々の支払いが多くなった、借り入れ年数が増えてしまったというパターンです。
「頭金が少なすぎた」のケースには、頭金0円で住宅ローンを組んだというパターンもあります。住宅ローンは頭金0円で組むことも可能ですが、借入金額がより大きくなるため月々の返済額も大きくなります。返済で生活が苦しくなるようなことは絶対に避けましょう。
「頭金が多すぎた」のケースは、頭金を払いすぎたあまりに自由に使えるお金がなくなった、生活資金や子供の教育資金に十分なお金が確保できないというパターンに陥る傾向があります。ボーナス返済に頼りすぎた
住宅ローンはボーナス返済を利用することで、月々の返済額が減らせます。
しかし、ボーナス返済に頼りすぎるとリスクがあります。「コロナ禍でボーナスがかなり減ってしまった」
「転職したら、その会社にはボーナスがなかった」ということが起きる可能性は十分にあります。
社会情勢や経営状況によって金額が変わるボーナスに頼りすぎることは、あまりおすすめできません。繰り上げ返済しすぎた
住宅ローンには、ローンを前倒しで返済できる「繰り上げ返済」という制度があります。
繰り上げ返済すると、返済期間を短くしたり、月々の返済負担を少なくしたり、というメリットがあります。
しかし、繰り上げ返済をしすぎたばかりに、資金が少なくなり生活が苦しくなってしまったというパターンがあります。
病気にかかったり、転職をしたりと、人生の転機には収入が不安定になることがほとんどです。
収入が不安定になることを見越して、ある程度の資金を手元に残しておくことが大切です。借り換えで失敗した
「審査に通らなかった」
「安易に借り換え先を決めてしまい、後からよりお得な銀行を見つけた」
「審査が長引いてしまい、その間に金利が変わった」借り換えによって住宅ローンの金利が低くなったという成功例はよく聞きますが、借り換えで上記のような失敗をすることもあります。
金利タイプを安易に選んだ
金利が上がって生活が苦しくなってしまった、というケースです。
住宅ローンには、「変動金利」と「固定金利」の2つの金利があります。
変動金利は市中金利の動向によって、返済期間中の金利が変動するタイプ。
対する固定金利は、借り入れ開始時に完済までの金利が固定されるタイプで、「全期間固定型」と「固定期間選択型」に分けられます。「全期間固定型」は、借り入れ時に確定した金利を返済終了まで払い続けるローンで、世の中の金利水準が上下しても影響を受けることはなく、返済終了まで金利は変わりません。
「固定期間選択型」は、一定期間の金利が固定されるローンです。契約時に借り手が3年、5年、10年、15年などの固定金利期間を選択します。全期間固定型と比べて金利が低く、選ぶ期間が短いほど金利が下がるのが一般的で、期間内は金利が変わりません。固定期間終了後は自動的に「変動金利型」に切り替わりますが、再び固定期間を選択することも可能です。近年は今までにないほど低金利といわれています。今後もこの状態が長く続くと考えられていることから固定金利より金利が安く設定される変動金利の方が人気です。
2021年4月の「住宅ローン利用者の実態調査」によると、注文住宅を購入した人(敷地同時取得)の中で、変動金利を選んだのは68.9%。固定金利を選んだのは21.6%。全期間固定型を選んだのは9.5%と、変動金利が大半を占めています。
しかし、金利が上昇したときのリスクは無視できません。
金利が上がれば返済額が増えて、家計を圧迫することになるので注意が必要です。参考:住宅ローン利用者の実態調査(https://www.jhf.go.jp/about/research/loan_user.html#data01)
諸経費を考えていなかった
・固定資産税
・不動産取得税
・手付金
・印紙税注文住宅などの住宅を建てるためには、住宅そのものの費用の他にも、上記のような税金やメンテナンス費用などの諸経費もかかります。
そのため、払う必要があるものが住宅ローンだけだと考えていると、諸経費を払う余裕がなくなります。
新築一戸建て注文住宅は工事費の3~6%(土地がある場合)、建売住宅は物件価格の6~9%が相場ですので、予算に組み込んでおきましょう。参考:ライフルホームズ 新築一戸建ての諸経費シミュレーション(https://www.homes.co.jp/cont/money/money_00441/)
団体信用生命保険に加入しなかった
団体信用生命保険(団信)に加入しておくことで、死亡したり高度障害状態になった際に、保険金で住宅ローンを完済できます。
一般的には団信の加入は必須条件ですが、フラット35では団信の加入は任意になります。
団信に加入していないと、残された家族がローンを返済することになるので、リスクに備える住宅ローンで失敗した人の共通点
これまでに紹介した住宅ローンの失敗事例を踏まえて、住宅ローンで失敗する人の共通点を解説します。
情報収集が足りていない
住宅ローンを組むなら、住宅ローンに関する情報収集は欠かせません。
住宅ローンをどの金融機関で借りるべきなのか、地方自治体で利用できる補助金制度はないのか、などを必ず調べるようにしましょう。
また、諸経費、金利タイプについてなど、住宅ローンを考える上で知っておくべき情報はいくつもあります。
あとになってから困らないように、情報を事前に集めておきましょう。返済計画・貯蓄計画をしっかり立てていない
返済計画と貯蓄計画をしっかり立てないと、返済がうまく行かず失敗する可能性が高くなります。
家族の病気、転職、ボーナス減額などのリスクを踏まえて、余裕をもった返済計画にすることで、不安の少ない住宅ローンにできます。
また、住宅ローンは長期間にわたるローンなので、長期的な視点で計画することが大切です。住宅ローンを組む金融機関、金利タイプをよく考えて決めることはもちろんですが、まずは無理のない範囲で借入金額を決めましょう。すべて営業マン任せにしてしまった
「すべて営業マン任せにして失敗…」というのはよくある失敗パターンです。
中には親身になって住宅ローンを提案してくれる営業マンもいますが、年収に対して限度額まで借りさせようとする営業マンもいます。
営業マンからの提案を鵜呑みにするのではなく、自分で金融機関に問い合わせたり、シミュレーションをしてみたり、営業マンの提案内容が妥当かどうかしっかりと自分で確認する必要があります。住宅ローンで失敗しないためには
ここでは、住宅ローンで失敗しないための方法について解説していきます。
これから住宅ローンを組むという方は、ぜひ参考にしてください。額面ではなく手取りでシミュレーションする
住宅ローンをシミュレーションする際は、額面ではなく手取りでシミュレーションしてください。
額面ではなく手取り収入で考えることによって、余裕のある返済計画が立てられます。
額面で住宅ローンを組んで、あとから修正することは難しいので注意が必要です。将来の生活変化を想定する
住宅ローンを組むときは、将来の生活変化を想定してください。
例えば、夫婦で物件を購入する場合、将来子どもができたら教育資金が必要になります。
自分の親が高齢になり要介護になったときには、介護費用が必要になります。
将来増えるだろう出費を踏まえて、月々の返済額を決めることで、生活が変化しても焦ることなく住宅ローンの返済ができます。住宅ローンに詳しくなる
住宅ローンに詳しくなることで、住宅ローンに不安を感じることは少なくなります。
前述したとおり、営業マン任せにしてしまうなど、住宅ローンについて自分で考えないと失敗してしまうケースが多いです。・金利タイプの違い
・各金融機関の違い
・返済方法の違い上記のように専門家に任せたくなるような内容でも、自分の知識で検討すれば失敗することは格段に少なくなります。
最後にどうするか決められるのは購入者です。
失敗しないためにも、専門家の意見を参考にしつつ、自分の意志で住宅ローンを選びましょう。まとめ
今回は住宅ローンの失敗例について、ご紹介しました。
住宅ローンの失敗は、どれも知識不足によって起きてしまいます。
住宅ローンは長期の返済になるため、知識を補い、将来を見据えた長期的な目線で考えるようにしましょう。
名稲建設株式会社では、お客様目線で最善の住宅ローンを提案させていただいております。検討段階でも結構ですので、まずは気軽にお問い合わせください。