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みんなが注文住宅を選んだ理由は?予算はどのくらい?〜「令和3年度住宅市場動向調査報告書」を基に解説!
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こんにちは!名稲建設株式会社です。
「マイホームを建てよう」と思う理由は人それぞれですが、会社選びや家づくりの予算、住宅ローンではどんな金利タイプを選んでいるのかなど、他の人がどんなふうに家づくりを進めているのかは気になりますよね。
そこで今回は、国土交通省が今年4月26日に公表した「令和3年度住宅市場動向調査報告書」から、注文住宅に関する調査結果をご紹介します。これから家づくりを始める方は、先輩たちがどんなふうに住宅会社を選んできたのかなど、参考にしてみてください。
<今日のポイント>
・解説1「みんなが住宅会社を選んだ理由は?」
・解説2「広さや性能はどのくらいが平均?」
・解説3「気になる家づくりの予算は?」▶︎解説1「みんなが住宅会社を選んだ理由は?」
注文住宅でマイホームを手にした人に、実際に家づくりを依頼した住宅会社(住宅の施工者)を選んだ理由を聞いてみると、一番多かったのが「信頼できる住宅メーカーだったから」という回答でした。
その割合は全国で46.4%。
※画像出典:令和3年度住宅市場動向調査報告書(50P)より
また、三大都市圏では38.8%。
※画像出典:令和3年度住宅市場動向調査報告書(51P)より
全国・三大都市圏ともに多くの人が会社選びの基準に「信頼できるかどうか」を置いていることがわかります。
ちなみに、会社選びにおいて情報収集をした方法は、住宅展示場が一番多かった(全国で49.0%、三大都市圏では45.7%)ものの、次いで多かったのがインターネット。全国平均で27.5%(前年度比3.9%増)の人がインターネットの情報も参考にしながら会社選びをしていました。
▶︎解説2「広さや性能はどのくらいが平均?」
ライフスタイルや家族の人数によって、ベストな家の広さは異なります。とはいえ、広いかコンパクトにするかの判断基準として、平均的な広さはやはり知っておきたいところです。
同調査によれば、建てたマイホームの延床面積の平均は、全国で36.51坪(120.7㎡)、三大都市圏で36.36坪(120.2㎡)でした。
また、省エネ設備として、二重サッシや複層ガラスの窓を採用している人の割合は、なんと全国平均で80.8%!太陽光発電も、全国平均で40.1%の人が取り入れていました。
10人に4人が太陽光発電を取り入れているという数字、多いと感じた方もいるのではないでしょうか?※画像出典:令和3年度住宅市場動向調査報告書(79P)より
その他、住宅の選択理由となった設備等として、全国、三大都市圏ともに「高気密・高断熱住宅だから」が6割を超えて最も多く、「高気密・高断熱住宅だから」を選択理由とする傾向が5年連続で増加しています。
▶︎解説3「気になる家づくりの予算は?」
家を建てる上で避けて通れないのがお金の話。
実際に建物にかける平均予算は全国で3,459万円(※これは土地を除いた金額となります。)、このうち自己資金は972万円、自己資金比率は28.1%となっていました。住宅ローンは全国で78.6%の人が利用し、返済期間も「35年以上」が全国平均72.5%と大多数を占めていました。月の返済額で見ると、月あたり11.6万円が全国平均。
民間金融機関からの住宅ローンの金利タイプは、「変動金利型」が最も多く、全国で64.2%(前年度比7.2%増)。※画像出典:令和3年度住宅市場動向調査報告書(106P)より
ちなみに、三大都市圏でも民間金融機関からの住宅ローンの金利タイプは、「変動金利型」が最も多く69.6%(同比3.5%減)でした。
※画像出典:令和3年度住宅市場動向調査報告書(107P)より
予算を決める参考にしてみてくださいね!
※参考
国土交通省HP「インターネットによる物件情報収集が大きく増加しています!~令和3年度住宅市場動向調査の結果をとりまとめ~」 -
「ライフサイクルコスト」って知ってる?家を建てるなら知りたいお金の話
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こんにちは!名稲建設株式会社です。
みなさんは「ライフサイクルコスト」という言葉をご存じでしょうか?今回は家を建てるならぜひ知っておきたい、ライフサイクルコストのお話をいたします。
▶︎ライフサイクルコストって何?
そもそも、ライフサイクルコストとは建物や道路、製品などが作られて役目を終えるまでにかかるトータルコストのこと。生涯費用と呼ばれることもあります。
住まいのライフサイクルコストとは、家を建ててから住まなくなるまでにかかるトータルコストということになります。
家を建てるとき、私たちがついつい気にしてしまうのは家の建築費用。けれど家を建てるお金だけでなく、住み始めてからの光熱費や修繕費、ライフスタイルの変化に合わせたリフォーム費用など、住まいにはお金と手間がかかります。そうした、一生の間にかかる家の必要経費は、「住まいのライフサイクルコスト」。住宅購入の大事な判断材料になります。
住宅購入を検討するとき、ライフサイクルコストも考えた住まい選びができれば、将来にわたり快適に住み続けられる家を手に入れることができます。
▶︎色々ある!住まいのライフサイクルコスト
住まいにかかるライフサイクルコストには次のようなものがあります。
(1)土地購入費
(2)建築費用
(3)税金
(4)リフォーム費用
(5)メンテナンス費用
(6)修繕費
(7)光熱費(1)や(2)の家を建てる前にかかるお金イニシャルコストに加えて、マイホーム生活が始まった後のリフォーム費用、メンテナンス費用、修繕費、光熱費や固定資産税などランニングコストも家のライフサイクルコストに含まれるというわけです。
こうした視点で家を見てみると、建築費を抑えたばかりにメンテナンス費用がかかってしまうなんてケースも実は多いもの。
初期費用という面だけでなく、トータルでいくらかかるのかまでしっかりと考える必要があるでしょう。▶︎ライフサイクルコストを考えた家選びとは
では、ライフサイクルコストを考えた家選びとは、具体的にどのようなものなのでしょうか。
建築規模が30坪程度の木造2階建てを想定し、住宅価格2,000万円のAと2,500万円のBを例に見ていきましょう。(1)外装材
耐久性の高い外装材を使ったBは、外壁の塗り直しのサイクルが15年だとします。一方で、住宅価格を抑えたAは10年ごとに塗り直しが必要とします。
返済期間が35年の住宅ローンを組んだ場合、完済までの期間に最低でもBは2回、Aは3回の外装補修を行う計算になります。
仮に外装補修1回の費用を100万円とすると、補修回数がそのまま補修費用の差に。このように、外装材をタイルにすることは、ライフサイクルコストを抑える上でとても有効です。
外壁タイルは雨や風、紫外線による劣化が少なく、いつまでも美しい状態を維持できるのがメリットです。また、擦りキズや掻きキズにも強い特長があるうれしい素材。外壁塗り替えの費用も必要ありません。そのため、メンテナンス費用が一般的な外装材(窯業系サイディング)に比べて安く済むため、ライフサイクルコストを抑えることができるでしょう。(2)屋根や内装
防汚性や耐久性にすぐれた建材を使用したBとそうでないAでは、メンテナンスが必要となる頻度に差が出るため、修繕費もAの方が、多くなってしまいます。
(3)水道・光熱費
水道・光熱費も、建物の断熱・気密性能や住宅設備の性能に大きく左右されます。
イニシャルコストを抑えたAよりも、断熱サッシや複合ガラス、節水トイレなどを採り入れたBのほうが住宅性能は高くなり、水道・光熱費を節約できます。
住まいの一生にかかる補修費用、修繕費、光熱費等の差を合わせると、住宅価格の差額である500万円を超えてしまうでしょう。いろいろな方法でライフサイクルコストを抑えた家づくりをすることは、結果的に将来の自分たちの暮らしをラクにすることにつながります。
「実際にどのくらいライフサイクルコストを抑えられるのかな?」と気になる方は、詳細なシミュレーションもお出しできますので、まずは気軽にご相談くださいね!
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ライフ・パートナーズ Vol.66
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【保存版】マイホームの住宅ローンを組む際に必要な書類・手続きまとめ
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こんにちは!名稲建設株式会社です。
マイホームを建てるとなったとき、ほとんどの方が活用するのが住宅ローンです。住宅ローンに申し込む際には、いろいろな書類を準備する必要があり、実は結構大変。今日は、住宅ローンを組む際に知っておきたい手続きをまとめてみました。
注文住宅での家づくりを考えている方は、早めの準備でスムーズなマイホーム計画を進めましょう!
▶︎住宅ローンを組む際に必要な書類
住宅ローンには、ローンの事前審査(仮審査)と本審査の2つの審査があります。
それぞれで必要な書類をまずはまとめてみました。事前審査とは、住宅ローンに正式に申し込む前に、申込者の信用情報や返済能力等を最小限の情報から短期間で判断する審査の事です。物件の売買契約等を結ぶ前に申し込めるため、「住宅ローンを組めるかどうか」や「どのくらい借りることができるか」を契約前に確認することができます。
<事前審査に必要な書類>
・本人確認書類(運転免許証など)
・健康保険証
・収入証明書類(源泉徴収や確定申告書)
・返済中のローンがある場合は残高証明書
・購入しようとしている物件のパンフレットやチラシ、販売図面、物件概要書、価格表等の写し住宅ローンの事前審査では、主に現在の収入と、車や教育ローンなど他のお借入れ状況に関する書類が必要となります。
意外と忘れがちなのが、返済中のローンに関する書類です。足りない書類があると事前審査にも時間がかかってしまいますので、きちんと確認しておきましょう。事前審査に必要な書類は、金融機関によって異なることがあります。そのため、事前に確認が必要です。
事前審査に通過したとなれば、正式な住宅ローンの申し込み手続きに進むことができます。ここからが、本審査といわれるものです。本審査の際には、銀行や提携している保証会社が一緒になって、提出された書類に基づいて詳しく審査を行います。本審査では物件の担保評価や団体信用生命保険に加入できる健康状態であるかどうかも確認されるので、ご自身の健康状態をチェックしておきましょう。
<本審査に必要な書類>
・本人確認書類(運転免許証等)
・住民票
・実印
・実印に対応した印鑑証明書
・収入証明書類(源泉徴収や確定申告書)
・健康保険証など勤続年数確認用の書類
・売買契約書など購入不動産に関する書類住宅ローンの本審査時には、事前審査で提出した書類に加えて印鑑証明書や売買契約書などの不動産に関する書類が必要になります。
例えば不動産売買契約書や建築工事請負契約書、建築確認済証(建築届出書)などがそれにあたりますが、これは家を建てる住宅会社や不動産屋さんが用意するのでご安心を。書類の中には「発行から3ヶ月以内」など、取得してから提出までの期間が設定されているものがあるので、注意が必要です。
本審査に必要な書類についても、金融機関によって異なることがありますので、事前に確認が必要です。▶︎団体信用生命保険(団信)の申し込みもお忘れなく!
また、加えてチェックしておきたいのが団体信用生命保険です。
フラット35を除き、ほとんどの金融機関では住宅ローンを組む際に団体信用生命保険への加入が必要です。団体信用生命保険とは、お借入された方がもしも事故や病気で他界されたり働けなくなってしまったりした際に、住宅ローンの残高がゼロになる保険です。
住宅ローンは、返済期間が長期にわたるのが一般的で、返済の途中で借主本人が亡くなると、家族に返済の義務が残ります。大黒柱を失い、多額の住宅ローンが残れば、家族には大きな負担となりますが、家族に家を残すために団信という制度があります。
プランに関しては金融機関によっても異なりますので、気軽にご相談くださいね! -
ライフ・パートナーズ vol.65
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【人気間取りをご紹介】玄関収納は家族用と来客用、別々が便利な理由
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こんにちは!名稲建設株式会社です。
マイホームを建てるにあたって、ぜひ意識していただきたいのが収納計画です。アパートなどの賃貸住宅と比べると、比較的収納量もたくさん確保しやすい注文住宅ですが、せっかくなら使いやすい配置や間取りを考えてみてはいかがでしょうか?
今回は、収納の中でも玄関収納にフォーカスを当てて、最近人気の家族用・来客用で動線を分ける玄関収納スタイルの、良さや特徴をご紹介します。
▶︎来客動線を意識した玄関収納とは?
玄関の収納でストレスを感じがちなのが、靴などが玄関の土間に散乱してしまう問題です。
家族が増えれば増えるほど、脱ぎっぱなしの靴が玄関に散らかり、見た目もごちゃごちゃした印象に。「靴を脱いだら揃える」と意識するとしても、子育て中や忙しいときだと、なかなかそう理想通りにはいかないこともありますよね。少し古いデータになりますが、三菱地所グループが運営している暮らしに関する研究室『スマイラボ』が、2013年に実施した2,000人以上を対象にしたアンケートによれば、既婚世帯における靴の量は、10〜20足が26.3%、21〜30足が27.0%、31~40足が18.6%に。子どもが産まれて家族の人数が増えればそれだけ靴も増えていくわけですから、靴だけでもしっかりと収納できるスペースが必要です。
また、同調査では玄関に置くものは靴以外にもたくさんあることが浮き彫りになっています。戸建住宅において、柄の長い傘を4本以上持っている人が全体の8割以上。そのほかにもベビーカーやスポーツ用品、防災グッズ、アウトドアアイテムなど玄関周りには実にさまざまなものを置くことがわかります。
そうなると、やっぱり考えておきたいのが、来客時に玄関がどう見えるかという問題。
来客があるたびに玄関を片付けるのは大変ですし、突然の来客時にも慌てずに済むよう、目につく場所には物を置かないで済むような収納(シューズクローク)などがあれば便利です。▶︎帰宅動線と来客動線を分けてみよう
参考プラン(*図1)のように、玄関を入ってLDKへとまっすぐ入る動線は、収納スペースを設けない来客用スペースに。家族は、来客用スペースの横にある、家族用のシューズクロークを経由して室内に入れる間取りにするととても便利です。
*図1 参考プラン
写真はお客様邸の玄関ですが、アーチ状のたれ壁の奥に、可動式の棚や服をかけられるハンガーポールがついています。
脱いだ靴は、棚に収納しなくても、家族しか通らない玄関土間に置いておくだけでスッキリです!
また、玄関収納の量は家族の人数やお持ちの靴などの量に合わせて設計しましょう。注文住宅での家づくりだからこそ、お客様のライフスタイルやモノの量に合わせた設計が可能です。
どんな玄関スタイルが良いのか、そんなご相談もぜひ気軽に私たちにお任せください!
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ライフ・パートナーズ vol.64
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マイホームを建てるときにできる夏に備えた日差し対策は?考えてみよう
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こんにちは!名稲建設株式会社です。
7月に入り、いよいよ本格的な夏シーズンの到来まであとすこし。日中の暑い日差しをどう避けられるかは、家づくりをする際にもぜひ考えておきたいポイントです。
今回は、マイホームを建てる際にできる夏に備えた日差し対策をご紹介します。▶︎日差し対策はなぜ必要?
実際に具体的な対策をご紹介する前に、まずはなぜ家づくりにおいて日差しを考えることが大切なのか考えてみましょう。
例えば、YKKAPが発表している資料によれば、夏の住まいにおいて熱は、窓や玄関などの開口部から入るものが全体の70%近くを占めていると言われています(※1)。
南向きの日当たりの良い空間はとても気持ちが良いものですが、こと夏に関してはしっかり日差し対策をしておかないと「日差しが暑い!!」と頭を悩ませてしまうことに。
窓からは光に加えて熱も入ってくる、ということを意識しながら家づくりをしていきたいところです。日差し対策をしっかりとすることで、家の中の温度上昇も軽減でき、エアコンを必要以上に使うなどの電気代の無駄遣いもなくなります。
※参考
(1)YKKAP公式サイト「選ぶなら、樹脂窓です。」▶︎どんな日差し対策がある?おすすめ対策
日差し対策をして夏でも快適な住空間をつくるには、日差しを遮る対策がおすすめです。
例えば……・軒を深くする
・外部の窓の上に開閉式のオーニング(布製の庇)、日除けシェードを設置する
・遮熱性・断熱性の高い樹脂窓にする
・その他、遮光カーテン、断熱シート、遮熱ブラインドを設置するなどの対策があるでしょう。
例えば、リビングに面した中庭を作り、観音開きの大きな窓を設置した開放的なお客様邸の場合。
中庭の上部に、季節や使うシーンに合わせて開閉できるオーニングを設置。
日差しが強くても室内に直射日光を入れない工夫を施しています。また、ウッドデッキの上に日除けシェードを付けるのも一つの手。
写真のお客様邸は、ウッドデッキ上に白いオーニングを設置して、まるでカフェのような空間を作り出しています。白い外壁タイルとオレンジ色の瓦を採用した欧風デザインのお客様邸では、南側に雨の入り込みを防ぐための軒を作っています。夏の日差しもこの軒があることで、しっかりと遮ってくれますよ。
その他、樹脂窓ならLow-E複層ガラスにより夏の日差しを約6割カット。断熱性能が高いため、エアコンの効き目も良いので安心です。
さらには、簡単にできる屋内の日差し対策としては、遮光カーテン、窓に貼る断熱シート、遮熱ブラインドも有効でしょう。
土地条件や間取りによってもおすすめのスタイルが変わる、夏の日差し対策。
暑い季節も快適に過ごす家づくりを、一緒にはじめてみませんか? -
太陽光発電搭載がやっぱりコスパ◎ 電気代が高くなる今こそ考えたい家づくり
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こんにちは!名稲建設株式会社です。
梅雨時は湿度が高く、夏はエアコンを使う機会も多くなる季節。
そんななか、最近じわじわと高騰しているのが電気代。「エアコンを使ったら電気代どうなっちゃうの?」と心配になっている方もいらっしゃるかもしれません。
家づくりにおいても、毎月の光熱費をいかに抑える省エネな住まいにするか、ぜひ考えておきたいところです。
こうした背景もあり、今改めて見直されているのが太陽光発電です。▶︎太陽光発電はなぜおすすめ?
太陽光発電が改めて見直されている理由の一つが、コストです。
住まいを建てるにあたっては建てるまでにかかるお金だけでなく、家が完成した後にかかるメンテナンスコスト(外壁塗り替えやリフォームなど)と光熱費などのライフサイクルコストも大切な視点です。安く家を建てても、毎月の光熱費やリフォーム費用が高くついてしまったら意味がありません。初期投資として最初にライフサイクルコストを抑える住まいを作っておけば、30年後、40年後、50年後に結果的に住まいに関する家計支出を抑えることも可能です。
こうした視点から考えたとき。
太陽光発電は、月々の電気代を自分の家で発電・消費できることからとてもメリットが高いのです。
住まいをオール電化にすれば、発電した電気を大いに有効活用できるため、太陽光発電+オール電化を検討する方も少なくありません。各電力会社のお得な電気料金プラン等を活用しながら
・電気料金が割高になる昼間は太陽光発電で使用電力をまかなう
・電気料金が安くなる夜間は電気給湯器「エコキュート」を活用してお湯を貯めるこのようなオール電化住宅と太陽光発電の相乗効果によって、光熱費の削減が期待できます。
▶︎もっと家計ラクを目指すなら「蓄電池」も検討しよう
加えて、せっかく太陽光発電を搭載するなら考えておきたいのが蓄電池です。
蓄電池とは、太陽光発電で発電した電気を蓄えて夜間や停電時に使用する際などに必要な設備です。
太陽光発電は蓄電池がなければ日中発電した電気を夜のために取っておくことができません。
そのため、日中発電して使いきれなかった電気は売電などに回すことになりますが、売電価格はかつてよりも高いとはいえません(とはいえ、ちょっとしたお小遣い収入として、売電をするのも悪くありません)。太陽光発電、オール電化で節電を。
さらに蓄電池が加われば、その効果は一気に高まります。電気料金が安くなる深夜帯に充電した蓄電池を昼間の電力に使うという方法だけでも節電効果はありますが、昼間の太陽光発電で発電して余った電気を貯めておいて夜間に使用すれば光熱費の削減効果は絶大です。
例えば共働きで、昼間はあまり家にいないという方は、電気の消費も夜が中心。こうした場合には蓄電池があれば有効活用できるのです。
また、そのような経済的なメリットのほかに、災害時の非常用電源としても使えることも蓄電池ならではの価値といえますね!ちなみに、蓄電池や太陽光を住宅に搭載する際には、自治体によって補助金が活用できることもあります。
詳しくは、各自治体公式ホームページで確認をお願いします。
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ライフ・パートナーズ vol.63
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ベランダ(バルコニー)は「なくてもいい派」が増えている?その理由を解説します
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こんにちは!名稲建設株式会社です。
最近はマイホームを建てる際「ベランダ(バルコニー)」を作らないお客様が増えています。少し前までは「あるのが当たり前」という感もあった住まいのベランダ(バルコニー)。
なぜ、今設置しない家が増えているのでしょうか。家づくりのプロの視点から、その理由を解説します。▶︎ベランダ(バルコニー)は掃除が大変!?
ベランダ(バルコニー)は屋外にあるため、雨やほこりで汚れやすい場所。また、鳥がフンを落としたり、近くの木々から飛んできた枯れ葉が溜まって排水溝を塞いでしまったりすることも、可能性としてはゼロではありません。
もちろん、こまめに掃除すれば新築時の綺麗な状態を保てますが、掃除が面倒というご家庭がほとんどでしょう。
毎日目につくところならまだしも、日頃目につく場所ではないのでベランダ(バルコニー)を頻繁に掃除するのは家事負担が増えると感じることもあるという理由から、「作らない」という選択をされる方も少なくありません。▶︎そもそもベランダ(バルコニー)に洗濯物を干さない
最近は共働きで日中家にいないご家庭や、外に干すと花粉や黄砂、PM2.5などが気になるという理由から室内干しをするご家庭が増えています。
洗濯が終わったらそのまま乾燥機で乾燥させたり、家の中に専用のスペースを設けて干したりするライフスタイルの場合。ベランダ(バルコニー)に洗濯物を干すこともないので、「いらないかも」と感じることも。
布団も同様で、外に干さずに布団乾燥機を使用するご家庭が増えています。▶︎建築コストやメンテナンス費用がかかる
ベランダ(バルコニー)を設置すると、定期的にベランダ(バルコニー)の床を防水のための塗り替えする必要が出てきます。
広さにもよりますが、だいたいベランダ(バルコニー)の塗り替え費用は6~10万円程度。外壁塗装と比べれば費用はもちろん少額ですが、もし日頃使っていないのであれば、これだけのメンテナンス費用が定期的に必要になるのはちょっとした負担に。また、建築時にもベランダ(バルコニー)を造る費用がかかります。もしベランダ(バルコニー)を造る分の費用を他の場所に回せるなら。という理由で、作らない方もいらっしゃいます。
今日はベランダ(バルコニー)を作らない方がどうして「作らない」という選択をされているのか、その理由をいくつかご紹介してみました。
もちろん!洗濯物は外干し派の方や、ベランダ(バルコニー)でのんびり過ごしたいという方にとって、ベランダ(バルコニー)空間はとっても便利な場所。
ライフスタイルやマイホームでどんな暮らしをしたいかに合わせて、自分たちにあった選択をしてみるのが一番です。どうしようかな、と迷ったら、お気軽にご相談くださいね◎ -
「こどもみらい住宅支援事業」解説!vol.2〜手続・ポイント・2022年4月28日発表の交付申請期限等の延長について編〜
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こんにちは!名稲建設株式会社です。今日は、先日こちらのコラムでもご紹介させていただいた「こどもみらい住宅支援事業」に関して、マイホームを建てる際に役立つ実際の手続きやポイントについて解説させていただきます。また、2022年4月28日に国交省より交付申請期限等の延長についても発表されましたので、その辺りもご紹介いたします。▶︎おさらい:こどもみらい住宅支援事業とは?2021年11月末に閣議決定され、すでにスタートしている「こどもみらい住宅支援事業」。「高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や省エネ改修」に対する補助金事業として、これから家を購入される方も大いに使える制度となっています。給付の対象となるのは、新築の場合18歳未満の子どもを持つ子育て世帯や、夫婦どちらかが39歳以下の若者夫婦世帯。リフォームに関しては給付対象となる工事を実施していれば、子育て世帯であるか、若者夫婦世帯であるか否かに関わらず、全世帯で申請できます。<対象や金額に関して詳しくはこちらの記事を参考に>[事業公式サイト]こどもみらい住宅支援事業▶︎こどもみらい住宅支援事業の具体的な手続では実際に、「こどもみらい住宅支援事業」を活用するためには、一体どんな手続きをすれば良いのでしょうか?手続きに関しては、前回ご案内した通り、家を新築された方が何か申請するということはありません。この事業の交付申請等のすべての手続きは、新築住宅の建築事業者が、こどもみらい住宅支援事業事務局が提供するWebシステム上で行います。ここからは、新築でマイホームを建てる場合の手続きを1つ1つご説明していきます。(1)共同事業実施規約の締結最初から、なんだか難しい言葉が並びますが、「共同事業実施規約」とは、事業の対象となる家を建てる建築事業者と、補助金を受け取る対象者(お施主様)との間で、補助金交付後の還元方法を決めること。この事業は、補助金を一旦建築事業者が代表として受け取り、お施主様に還元します。そのため、交付申請をする前にきちんと「どのタイミングで、どんな方法で」お施主様に補助金を還元するかを決めておかなければいけません。(2)交付申請の予約次に必要となるのが、交付申請の予約です。こちらは任意となりますが、「こどもみらい住宅支援事業」は予算が限られている補助金事業です。そのため、予算がなくなれば新規の受付をストップする可能性も大いにあり得ます。そうなる前に補助金の交付申請の予約をすることも可能です。予約の有効期限内は予算が確保されるので、確実に受け取りたいという方は、予約をしていた方が安心です。<交付申請の予約期間>2022年3月28日~遅くとも2023年2月28日*期限は4月28日の発表により今年9月末から2023年2月28日へと延長となりました。 予算の執行状況により、交付申請の受付を終了した場合は、同日まで。(3)交付申請新築住宅の建築工事に着手し、出来高の工事完了の確認を持って「こどもみらい住宅支援事業」の補助金交付申請手続きをします。申請期間は、4月28日の発表により今年10月末から2023年3月31日まで延長となりました。交付申請の締め切りは、補助金を申請する人が多く予算上限に達すれば、2023年3月31日より早まる可能性もあります。(4)交付決定申請した内容が確認されたら、何も問題がなければ1ヶ月半〜2ヶ月ほどで交付が決定します。決定したら『交付決定通知書』というものが発行され、建築事業者の担当者にメールで通知されます。また、家を建てた建築主(お施主様)のもとにも交付決定を通知する書類が郵送されてきます。(5)補助金の確定・交付交付が決定した後は、対象となる補助金が家を建てた住宅会社の元へと振り込まれます。振込の時期は次の①②のいずれか。どちらか早い方になります。① 2022年10月末までに交付申請を行う場合、2022年度末(2023年3月末ごろ振込)、2022年11月以降に交付申請を行う場合、2023年度末(2024年3月末ごろ振込)② 完了報告の審査完了(当月20日締、翌月末支払予定)ここで気を付けておきたいのが、補助金は一旦建築工事を行なった会社の元に振り込まれる点です。還元方法は、最初に取り交わす「共同事業実施規約」で決めておくこととなりますので、しっかり内容を把握しておきましょう。(6)完了報告完了報告の期限までに新築住宅の引渡しと入居を受け、完了報告をすることとなります。戸建住宅の場合、完了報告の期限は4月28日の発表により2023年5月31日から2023年10月31日まで延長となりました。▶︎こどもみらい住宅支援事業のポイントこどもみらい住宅支援事業の予算額は542億円!2020年12月から約1年実施されていた「グリーン住宅ポイント制度」の予算額1,094億円と比べると、予算額が約半分ほど。そのため、申請したいと思っていても、タイミングを逃すと「予算がなくなって補助金が活用できない!」となる可能性があります。しかし、4月28日の発表により予算額は従来の予算額542億円に600億円追加され、総額1,142億円となりました。また、補助金を受けるためには、2022年10月31日までに契約・着工の後に交付申請を行うことが条件となっています。着工から交付申請までを今年10月31日までにしなければならないため、今からこの補助金を活用しようと思うと、意外と家づくりのスケジュールはタイトなものに。しかし、ここも4月28日の発表により、交付申請までの期限が2023年3月31日まで延長となりました。▶︎こどもみらい住宅支援事業2022年4月28日発表の交付申請期限等の延長2022年4月28日原油高・物価高騰による住宅価格上昇への対策として、子育て世帯等による省エネ住宅の購入支援等を継続的に実施するため、「こどもみらい住宅支援事業」の申請期限を2023年3月31日まで延長することが国交省より発表されました。その内容は、次の通り。(1) 予算額の増額令和3年度補正予算542億円に加え、令和4年度予備費等において600億円を措置し、予算額が1,142億円に増額されました。(2) 契約期限・交付申請期限の変更変更前の契約期限・交付申請期限2022年10月31日が変更後2023年3月31日となりました。しかし、住宅・建築物のカーボンニュートラルに向けた取組を加速する観点から、より高い性能を有する省エネ住宅への支援に重点化するため、「一定の省エネ性能を有する住宅」の新築については、2022年6月30日までに工事請負契約を締結したものに補助対象が限定されることになりました。(3) 完了報告期限の延長戸建住宅の変更前の完了報告期限2023年5月31日が変更後2023年10月31日となりました。以上、こどもみらい住宅支援事業vol.2として、手続きやポイント、更には4月28日の発表の交付申請期限等の延長について解説させていただきました。ご不明な点に関しては、気軽にお問い合わせください。*参考[事業公式サイト]こどもみらい住宅支援事業