土地探しで起こりやすい後悔や失敗した事例など土地探しのポイントをご紹介します!
こんにちは!名稲建設株式会社です!
土地の購入は人生 の中でも大きな買い物であり、注文住宅等の購入と同時に検討することが多く、もちろん後悔・失敗などのリスクは負いたくないものです。
岐阜県岐阜市を例にとると、2022年2月現在購入可能な土地は約300件とかなりの数です。
これだけ多いと、土地探しに迷ってしまうのはしょうがないですよね
「一生に一度あるかないかの土地探しで失敗したくない」
「土地探しで失敗しないためのコツを知りたい」
今回は、この様な悩みをお持ちの方に向けて、土地探しの失敗事例を押さえ、後悔・失敗しないためのコツを解説します。
参考:SUUMO 東海版(https://suumo.jp/tochi/gifu/city/)
土地探しで後悔・失敗した事例をご紹介
慎重になるべき土地探しですが、購入した後に後悔している方は少なくありません。
ここでは、土地探しの後悔した事例・失敗した事例を紹介します。
予算オーバー
土地探しでは、土地の価格だけに注目しがちですが、その他にも諸経費がかかります。
諸経費というと、不動産取得税や仲介手数料などの経費になるのですが、諸経費を予算に含めなかったことで、失敗する事例は数多くあります。
・「不動産の価格(課税標準額)」×「税率(3%)」=「税額」
上記は、岐阜県の不動産取得税計算方法です。
例えば1,000万円の土地を購入した場合、30万円も不動産取得税がかかります。
※ただし、宅地及び宅地比準土地(市街化区域農地や雑種地等)を取得した場合の不動産取得税の課税標準額については、次のような特別措置があります。
取得時期 | 課税標準額 |
~令和6年3月31日 | 固定資産課税台帳登録価格の2分の1 |
出典:不動産取得税しおり 岐阜県(https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/attachment/247728.pdf)
周辺環境の悪さ
周辺環境の悪さは、住み始めてからわかることが多い、土地探しで見落としがちな要素です。
「土地を購入して住んでみたら、日当たりが最悪だった。」
「周りに田んぼが多く、湿度が異常に高かった。」
見つけた土地が希望の条件全てをクリアしていたとしても、一目ではわからないマイナスポイントがあるケースがあるので、注意してください。
利便性の悪さ
通勤通学、買い物の利便性などは、把握しているつもりでも、実際は許容できないレベルだったということがあります。
休日に土地探しをしていたため、休日の交通量で駅までの時間を計算していたら、朝と夕方のピーク時には、計算の倍以上の時間がかかったというケースです。
その他にも、土地を購入して何十年後に足腰が悪くなってしまい、駅に行くまでにある坂を登ることが億劫になり、駅までいけなくなったというケースもあります。
ご近所トラブル
ご近所トラブルは、土地探しの段階ではなかなか気づけません。
住んでみてから初めて、異臭やペットの鳴き声が問題として出てきたり、家を建てているときに工事の音でトラブルになったりと、理由はさまざまです。
法規制・土地が特殊
・用途地域の建ぺい率、容積率の制限で、建てたい大きさの家が建てられない
・旗竿地(細い路地の先にある土地)になっていて、建築コストがかかる
法規制や土地の特殊な形状のせいで、上記のような失敗をすることがあります。
後悔しないためにも、「どんな用途地域なのか」「土地の形状によるデメリットはないか」に注意する必要があります。
他の人に先を越された
希望の条件にあった土地を見つけ購入を検討していたが、悩んでいるうちに他の人に買われてしまったということがあります。
希望の条件にあった土地というのは、他の人の希望条件にも当てはまることが多いので、先に購入されてしまうというケースが多くあります。
再度、条件にあった土地を探そうとしてもなかなか見つからず、振り出しに戻ってしまいます。
土地探しで後悔・失敗した人の共通点
前述した土地探しの失敗事例をふまえて、土地探しで後悔・失敗した人の共通点を紹介します。
建築費用などを含めトータル的な目線で土地探しをしていない
・家を建てるつもりなのに不動産会社だけに相談している
・土地代と建築費用だけを計算している
土地探しで失敗する人は、土地と建築費用以外の予算や土地購入後の施工についてあまり考えていません。
建築を踏まえた土地選び、土地代や建築費用の他にも諸費用を入れた総予算を計算するようにしましょう。
リサーチが足りていない
土地探しで失敗する人は、リサーチが足りておらず、周辺環境の悪さ、利便性の悪さに気づけていません。
購入予定の土地がどのような土地なのか、どんな条例や法律が適用されるのかを詳しく調べたり、近隣住民に挨拶するついでに話を聞いたりすることが重要です。
一定の時刻・季節しか確認していない
土地探しで失敗する人は、購入予定の土地を一定の時刻・季節にしか確認していません。
少なくとも、朝昼晩の3つの時間帯それぞれの様子を確認するべきです。
そうすることで、「早朝から隣家の生活音がうるさい」「バイクの音が毎晩鳴り響いている」といった、住み始めてからでしか気付きづらいことにも先に気付けるかもしれません。
土地探しで後悔・失敗しないためのポイント・コツとは
ここでは、土地探しで後悔・失敗しないためのポイントやコツを紹介します。
これから土地探しをする人、土地探しをしている最中の人は、ぜひ参考にしてください。
ハウスメーカー・工務店にも同時進行で相談する
土地探しの際は、ハウスメーカー・工務店にも同時進行で相談することがコツです。
土地探しでは、希望条件の土地を見つけることに注力しがちですが、それでは建築の段階で予算面の失敗をしてしまいます。
土地購入から注文住宅までの総予算を計算しているつもりでも、注文住宅のプランを練っていると予算オーバーになることはよくあります。
予算オーバーを防ぐためにも、土地探しと同時進行でハウスメーカー・工務店に相談し注文住宅のプランを練りましょう。
「希望の土地を購入するために、注文住宅の設備を諦める」「希望の注文住宅を建てるために、土地の条件を下げる」といった選択ができるようになります。
法律を満たしているかを確認
・用途地域
・接道義務
・容積率、建ぺい率、高さ制限
・防火地域、準防火地域 など
希望の注文住宅を建てるために、土地が法律を満たしているか確認することも土地探しのコツです。
上記の項目によって、建物の形状、建材の費用が変わってくるので、予算オーバーを防ぐためにも必須の確認項目です。
出典:国土交通省 建築関係法の概要(https://www.mlit.go.jp/common/000134703.pdf)
時間・時期を変えて下見に行く
・休日だけでなく、平日にも下見に行く
・晴れの日以外にも曇りの日など、さまざまな天候の状況を確認する
・特定の時間だけでなく、朝や夜などの時間帯の下見に行く
上記を意識するだけで、購入予定の土地のいろいろな顔が見られます。
休日か平日か、昼か夜かによって、周囲の騒音問題が見えてくることもあります。
優先順位を決める
1.土地の面積
2.会社までの距離
3.地盤の強さ
4.周辺環境
土地に求める要素の優先順位は、必ず決めましょう。
上記のように優先順位を決めることで、土地探しで妥協できる点、これだけは外せない点が浮き彫りになり、土地探しがスムーズに進むことは間違いありません。
過去どのように利用された土地か調べる
・元々が田んぼだった
・過去に地盤沈下、液状化現象があった
このような土地は、地盤沈下、地震で建物が倒壊する可能性があります。
ですが、しっかりと地盤改良をしている土地を購入すれば問題はありません。
過去の土地利用を調べて、不動産会社に地盤の状況を確認してみてください。
予算に影響する?土地探しの注意点
土地によっては、普通以上に費用がかかる土地があります
ここでは、追加費用がかかる土地、かからない土地の違いを説明します。
追加費用がかかる
・水道やガスなどのインフラが引き込まれていない
・道路と高低差がある
・元々が沼地だった
・古家が建っている
これらに当てはまる土地は、追加費用がかかります。
追加費用がかかりますが、デメリットを交渉要素にできる場合があるので、不動産会社に交渉してみることをおすすめします。
追加費用がかからない
・水道やガスなどのインフラが整っている
・道路と高低差がない
・強固な地盤である
つまりは、「追加費用がかかる」の項目で紹介した要素と逆の土地であれば、基本的に追加費用はかかりません。
できるだけ追加費用のかからない土地を選ぶことで、スムーズに土地利用へ進めます。
まとめ
今回は、土地探しの失敗事例を踏まえて、土地探しのポイント・コツを紹介しました。
住宅取得における土地購入は、自分が暮らしていく街・場所を決めるということです。長期的、あるいは一生住む場所になるので、後悔しないように過去の失敗事例を参考にしましょう。
土地探しからのご相談も承っています。気軽にお問い合わせください。